自律神経を整えるのに『食事』はとても大切です。
『自律神経の乱れは栄養不足から』いう説があるのを皆さんはご存知ですか?
タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンなどの栄養素が不足すると、自律神経が乱れやすいと言われています。
そこで本日は、現代人に不足しがちな栄養素をまとめていくので、参考にしていただければ嬉しいです。
自律神経に良い『栄養素』とは?
ビタミンA
ビタミンAには、副腎ホルモンと呼ばれる、ストレス時に放出されるホルモンの原料となります。
これを摂取することで、ストレスが和らぐとされています。
■ビタミンAが多く含まれている食べ物■
- ニンジン
- レバー
ビタミンB1
ビタミンB1は『神経にとって大切なビタミン』と言われており、不足すると集中力が欠けたり、眠気を起こしたり、イライラの原因になります。
精神が不安定になりやすい人は、積極的に普段の食事に取り入れてみてください。
■ビタミンB1が多く含まれている食べ物■
- 玄米
- 麦芽米
- 納豆
- 豚肉
カルシウム
カルシウムは、マグネシウムと一緒に働き、心臓のリズムを整える役割があります。
不足すると不整脈、手足の痙攣などが起こりやすくなります。
■カルシウムが多く含まれている食べ物■
- 海藻類
- 大豆
マグネシウム
マグネシウムは、神経の高ぶりを抑える働きがあり、不足すると吐き気や嘔吐・眠気・震え・食欲不振の原因や、イライラしやすくなります。
イライラして眠れない人に多く摂って欲しい栄養素の一つ。
■マグネシウムが多く含まれている食べ物■
- 豆腐などの大豆製品
- ひじきなどの海藻類
鉄分
鉄が不足すると、疲労や息切れを起こしたり、食欲不振につながります。
疲れやすいと感じたら、以下の食べ物を多めに摂るようにしてみてください。
■鉄分が多く含まれている食べ物■
- レバー
- ほうれん草
- ヒジキ
亜鉛
亜鉛は、脳の神経伝達物質(ホルモンのようなもの)を作る成分です。足りなくなるとイライラしたり、精神面が不安定になるそうです。
こちらも、ストレスを抱えやすい人には積極的に摂っていただきたいところ。
■亜鉛が多く含まれている食べ物■
- レバー
- 貝類
- 豆類
自立神経を整えるためにも、食事はよく噛むことが大切。
よく噛んで食べることは、精神を安定させるためには必要不可欠だとされています。
よく噛むことで、脳内から『セロトニン』という精神を安定させる物質が出るので、1口で30回を目安に、よく噛んで食べるよう心掛けてみてください。
食事ひとつで体調が大きく変わるなんて、当たり前すぎて、なかなか信じられないと思います。
しかし、実際に食養生を体験した方の話によると『これほどダイレクトに回復を実感できる方法は他にない』そうです。
もちろん、体調や体質によっては、あまり効果を得られないかもしれませんが、もし今、あなたが上記のような症状に悩まされているのなら、是非、このページでご紹介した食事療法を試してみてくださいね。