100年前に『ロシアの子供800人を救った』日本人2人のお話。
こんにちは『ゆいまーる佐野店』です。
今日は気になった記事があったので、まずはその内容をご紹介したいと思います。
ロシアの子供800人を救った日本人『勝田銀次郎』『茅原基治』とは?
海運会社の勝田銀次郎氏は、ロシアの子供を助けるために、陽明丸を改造。
100年前、物資を運ぶ海運会社に勤務する勝田さんは、ロシアで難民となっている子供たちを救出するために陽明丸を客船に改造しました。
かかった費用はなんと、現在の価値でいう数千万円。通常1年はかかるであろう客船への改造を約1ヵ月で仕上げたのだから、すごい功績ですよね。
しかもその費用のほとんどを勝田さん自身が負担した模様。とても真似できることではありません。
茅原基治氏は当時の『陽明丸』の船長でした。
茅原さんはロシアの子供たちを救出後『少しでも日本を知ってもらいたい』という思いから、日本の室蘭に寄港。
到着するな否や『全ての責任は私が取る』という条件で、室蘭のとある小学校にお願いして、ロシアと日本の子供たちが触れ合う機会を設けました。
言葉は通じなくても、ロシアの子供たちは日本の子供たちと仲良くなり、不安な気持ちが和らぎました。
そして3か月後、子供たちは故郷ペトログラードに戻り、無事親との再会を果たしたそうです。
この2人が残した偉大な功績は、今まで世に公開されることはありませんでした。
それでも、この2人の存在が大きかったからこそ、800人の子供たちは助かることができたのではないでしょうか。
2人で800人を救えるなら『1人で400人を救える』ことになります。
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よって、人間誰でもその気になれば、400人くらいの人を何らかの形で『助ける』力を持っている……かも知れないわけです。
400人の命を救うのは難しいですが、周りにいる人が困っていたら、手助けする姿勢を身に着けて普段から心がければ、いつしか『400人の困っている人を助けたこと』になっているかも知れませんね。